
toBのエンジニア向けプロダクトを扱うマーケターの試行錯誤。仕事の成果と私生活を両立させるために(メンバーインタビュー マーケティングスペシャリスト(デジタル) 功刀香奈)
こんにちは!primeNumber広報担当の村島です。
本日はマーケティングスペシャリスト(デジタル)功刀さんのインタビュー記事をお届けします。功刀さんは前職でBtoCのマーケティングを行っていましたが、primeNumberのtrocco®はBtoBの、エンジニア向けプロダクト。プロダクト理解やペルソナ設定等が難しく、試行錯誤の日々を送っているそうです。功刀さんは育児中でもあり、フレックス制を上手く活用しながら働いています!
経歴
――これまでのご経歴を教えてください。
「青山学院大学 教育人間科学部を卒業後、人材会社に入社。営業を1年半、新規事業開発を1年半、マーケティングを2年行いました。広告の運用やサイトの改善をしていたので、その経験は現職でも活かせています。primeNumberには2021年に入社しました」
primeNumberについて
――primeNumberを知ったのはどういった経緯だったんでしょうか?
「転職活動をしていて、エージェントのサイト内で検索して見つけました。業務の効率化やデータの活用に関連するSaaSを扱う会社を探していてました」
――入社の決め手となったポイントは?
「2つあります。1つ目はプロダクトが魅力的なところです。2つ目は、選考での丁寧な対応とスピード感です」
――入社前に不安はありましたか?
「BtoCマーケティングしか経験していなかったので、BtoBマーケティングでこれまでの経験がどこまで通用するのか不安でした。また、エンジニアの方が使用するプロダクトそれ自体や、ペルソナを理解するのにも苦労しそうだなと考えていました」
――実際に入社してみていかがでしたか?
「BtoBマーケティングはBtoCマーケティングとは大きく異なり、難しいなと日々感じております。また会社の雰囲気や人間関係については、面接時に感じていたイメージ通りですぐに馴染むことができました」
――primeNumberの特徴は何だと思いますか?
「皆さん勤勉で向上心が強いことと、それを周りに還元してくれるところです。悩みや困っていることを雑談ベースで話すだけでも『こんなのありますよ』というように多くの情報を惜しみなく共有してくれます。具体的には、入社直後から多くの方にオススメの書籍を教えてもらったり、貸してもらったりしています(業務に関する書籍の費用を負担してくれる会社の制度もあるので、利用しています)。誰に何を教えていただいたか記載してみましたが、いつも決まった人という訳ではなく、担当業務も関係ありません」
飯田さん『今日からはじめる情報設計 センスメイキングするための7ステップ』
下坂さん『ビッグデータ分析のシステムと開発がこれ1冊でしっかりわかる教科書』
中山さん『ナラティブカンパニー―企業を変革する「物語」の力』
小林さん『10年戦えるデータ分析入門 SQLを武器にデータ活用時代を生き抜く』
阿部さん『見せるだけで売れてしまう事例広告の方法』
「また『データ関連でこうなったらいいな』ということがあるとすぐ実現できてしまいます。これは優秀なエンジニアがいるからこそだなと思い驚きました。データの活用を社内でもっと進める、となったらプロジェクトが立ち上がり、メンテナンスからダッシュボード作成まであっという間に実現できるのは、本当にすごいと思いました」
――primeNumberの好きな所はどこですか?
「限られた時間で成果をだす、という考えが会社全体に浸透している所です。集中して働きパッと帰るのが当然という文化です。会社として『残業は期待していない』と明言しており、子持ちの私にとって非常に働きやすく感じます。前職では育休後、フルタイムで復帰しましたが『定時で帰る=時間の制約がある』という文化で良くも悪くも気を使われてしまい、私も申し訳ないなという気持ちでいました。現職は基本的に皆さん残業せずに帰りますし、私が子持ちということを気にしている人はいないように感じてそれが非常に心地よいです」
――私も功刀さんがお子さんを育てている話はランチの時等に聞いていましたが、尊敬の気持ちしかないですね! ところで好きな8 Elementsはどれですか?
「『対話を力に』です。セールス・エンジニア・マーケとそれぞれ役割がありますが、会社としてベストな選択をするために、フラットな関係で、議論や情報共有をしたいと思っています」
仕事内容や働き方
――一日のスケジュールを教えて下さい。
08:00 出勤/タスク確認/数値モニタリング
09:00 マーケティング定例会議
10:00 広告クリエイティブ検討
11:00 事例記事 初稿確認
12:00 ランチ
13:00 インタビュー事前準備
14:00 事例インタビュー同席
15:00 商談同席
16:00 マーケティング情報キャッチアップ
17:00 退勤
――功刀さんは朝型なんですね!
「はい。子供のお迎えに合わせて退勤できるよう、朝は早めに来ています。朝の静かなオフィスは集中できて好きです」
――仕事の面白い所を教えてください。
「お客様との会話を通じて知見が増えていくこと、またマーケティング活動の結果が数値で現れることです」
――仕事で苦労していることはなんでしょうか?
「エンジニア以外の方には良さが理解されにくいというtrocco®️の特性でかなり苦労しております。データエンジニアの方には認知が広がってきているのを感じるのですが、それ以外のデータを扱う方たちにはまだまだtrocco®︎は知られていない状態です。trocco®︎はデータエンジニアを泥臭い作業から解放するためのプロダクトです。分析基盤の運用にかけていた工数が大幅に減ることで、データエンジニアの方はより重要な業務に集中することができます。ですが、データが常に整うことでデータサイエンティストが分析しやすくなったり、マーケターが利用するダッシュボードがROI(費用対効果)もモニタリングできるレベルの高いものになったり、エンジニア以外の方にも多くのメリットがあります。これらをきちんと伝えるためにそれぞれの方に合った訴求をし、trocco®︎が必要!と思ってもらうことを目指していますが、これが非常に難しいです」
――その苦労をどうやって乗り越えましたか?
「まだ乗り越えられていませんが、プロダクト理解を深めることと、BtoBマーケティングについてのインプットを増やすことで、試行錯誤しています。BtoBマーケティングに関しては、マーケティング協議会という外部の知見を持った方をお招きしてのMTGが定期的に開催されるので、そちらで相談させていただいたり、書籍や外部セミナーに参加してインプットをしています。また、CPOの小林さんがBtoBのマーケティングの担当者の方と繋いでくださり、勉強会も行う予定なのでそちらでもインプットしていければと思っています」
――今はどんなことに力を入れていますか?
「trocco®︎をより多くの方に知ってもらえるように、どの立場の人にはどんな訴求が良いのか、ペルソナごとに適した訴求をしていくことに注力しています。例えば、データ分析基盤とは何か、なぜ必要なのか知らない方に向けた、データ分析基盤入門セミナーなどを開催しています」
――これから挑戦してみたい仕事は何ですか?
「コミュニティマーケティングといった観点でユーザー会などを企画したいと思っております。お客様とのつながりを強め、お客様同士にも繋がっていただくことで、trocco®︎がより発展し、primeNumberがより愛されるような場を作っていきたいと思っております。私自身、お客様から直接お話を聞けるときに一番大きな喜びを感じるのでぜひ挑戦してみたいです」
――これからどんなキャリアを築いていきたいですか?
「マーケティングの経験がまだまだ浅いので広く経験していきたいです。また、これまではBtoCマーケティングしか経験がなかったので、BtoBマーケティングについてより知見をためていきたいと思っております。将来的にはマーケティング全体の戦略を検討できる力を身に付けたいと思います。一緒に働いている飯田さんというデザイナーの方がサイト周りについても詳しく、マーケ全体の設計などにも長けているので、一緒に仕事していく中で、たくさん学んでいきたいと思います」
プライベート
――趣味などあれば教えてください!
「休みの日は家族で過ごすことが多いです。子供と公園で遊んだり、お出かけしたりしています。美味しいご飯とお酒も大好きなのですが、コロナ禍の入社のため、まだprimeNumberのみなさんと飲み会をしたことがありません。涙 入社初日の1度だけTG(※)会に参加したきりです」
――個人として大切にしている事・考え方はありますか?
「コミュニケーションを大切に、信頼に値する人物でいることを意識しています。仕事面では、自分1人でなんでもやろうとするのではなく、周りを巻き込んで業務を進めるようにしています。周りの方に相談したり、確認を依頼したりと、自分の不得手や無知の部分を認識した上で最善の結果に繋がるように心がけています」
――功刀さんは本当にコミュニケーションが上手なので、私も見習いたいです。本日はありがとうございました!
(※) 「Thank God It’s Friday」の略。金曜日に、仕事が終わり、週末が来たことを喜ぶ時に使うスラング。primeNumberでは毎月末金曜日に、TG懇親会を開いています(コロナ禍では自粛しております)