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リード獲得のためじゃない!スタートアップが5,500名集客のイベントを実施した真の目的と、成功の鍵

primeNumberは2023年11月28日にイベント「01(zeroONE)」(以下01)を開催しました。本イベントは、「あらゆるデータをビジネスの力に」をテーマにしたカンファレンスです。第3回となる今回のテーマは「真のデータ活用を考える1日」。各種対談や事例セッションを通じて、企業成長につながる「真のデータ活用」を実現するための方法論や技術、ベストプラクティスを深掘りしました。

そして今年の01は5,500名の集客を達成しました!昨年に比べて約2倍の実績になります。

事前登録者数の推移

どうしてスタートアップがこういうイベントをやっているのか?この規模の集客はどうやって実現したのか?登壇者や視聴者の反応はどうだったのか?primeNumberのマーケティングを統括するブライアンと、01の開催をリードした尾島に詳しく話を聞きました。

イベントマーケティングをしている方、大規模イベントを実施しようか迷っているスタートアップの方、ぜひご覧ください!

左:ブライアン、右:尾島

第一想起を取らないと、目指してる未来に辿り着けない

――まず、01のようなイベントを実施している目的を教えてください。

ブライアン:市場にprimeNumberの存在を知っていただく場として考えています。01のテーマ「あらゆるデータを、ビジネスの力に」というのは、primeNumberのビジョンでもあるんですね。primeNumberが作りたい世界を目指すために、市場に対して顧客の成功事例や知見を広めていくのは僕たちの使命でもあります。

このような活動を通じて「データテクノロジーについて何か相談したいと思ったら、primeNumberだよね」と第一想起を取れる存在になることもとても重要です。primeNumberの目指している世界やチャレンジングな事業計画を考えると、市場での第一想起をとることは必須と考えています。また、BtoBの領域では「営業が訪問する前に購買プロセスの57%が決まっている」という調査データがよく使われるように、いかにお客さまに想起してもらえるか、必要になったタイミングで選択肢に入れてもらえるかが重要だと考えています。

――その中で、今年のテーマを「真のデータ活用を考える1日」にした理由を教えてください

ブライアン:企業がデータ活用を進めるステップはいくつかあります。まずは業務のデジタル化としてSaaSなどを導入してデータを集め、次にデータを一か所に統合・蓄積して、その次に可視化したり施策につなげたりといった流れです。こうしたデータ活用のHOWは実践されているお客さまも多いのですが、本当に大事なのは、データ活用のHOWは実践した上でその先にある目的を達成し、お客さまに成功していただくことなのではないかと考えました。そこで真のデータ活用とはなにかを、先駆者として実践されているご登壇者の方々に問いながら、視聴者と共に考える場にできればと思いテーマを決めました。

日々の関係性構築が、コンテンツ作りの鍵

――コンテンツはどのように作り上げていったんですか?

尾島:経営、AI、セールス、マーケティングなど、セッションごとに視点を変えたテーマを設定しました。データ自体とその活用の重要性自体は広く知られているものと思いますが、課題となるポイントは多岐にわたりますし、何かシステムを導入するだけで解決できるものでもありません。視聴者に話を自分ごと化してもらうためには方法論や技術、視点に加え、あらゆる分野における先駆者が具体的にどのようにアクションしているのか、それぞれのテーマについて話してもらった方が良いんじゃないかと思ったんです。

――具体的なセッションの中身はどうやって決めたんでしょうか?

ブライアン:ご登壇者と一緒に作り上げていきました。リアルなお話が一番面白いと考え、ご登壇者のお持ちのご経験を深掘りしていく形で、コンテンツを仕上げていきました。

――コンテンツを作り上げるのは、登壇者になるお客さまやパートナー、そして対面している社内メンバーの協力が必要不可欠だと思います。こうした皆さまをどのように巻き込んでいったんですか?

ブライアン:まず、社内メンバーとの定例や進捗確認といった、基本的なことが大事です。また、ご登壇者であるお客さまやパートナーさまを巻き込むために、01の趣旨やご登壇いただくメリットを伝えることも重要だったかと思います。

――お客さまやパートナーが望んでいることが分かるくらい、日頃からの関係性があるんですね

尾島:カスタマーサクセスやセールスメンバーが綿密にやり取りをしてくださってるからこそ、マーケティングチームもその情報をキャッチアップできているので、メンバーに感謝しています。

ブライアン:有難いことに私たち僕たち自身が直接お客さまやパートナーさまと話す機会も多いんです。パートナーとは日頃のセミナーを通じてやり取りをしていますし、お客さまとはコミュニティを通じて良く会話しています。日頃から関係性を作り、お客さまが何を求めているか、いろいろな方向から知ることが大切だと考えています。

「最後の1,000人」が大きな壁だった

――集客はいかがでしたか?

ブライアン:めっちゃ大変でした笑 目標が5,000名集客と、前回の倍近くの数値になり、これをどう超えていくかが大きな課題でした。

尾島:特に「最後の1,000人」が大きな壁でしたね。これまでの実績や保有リードを踏まえてシミュレーションをした結果、4,000名まではイメージが掴めたんです。でもそこから先の1,000名は難関でした。

――どうやって解決したんですか?

尾島:視聴者にイベントのリッチさ、取り扱うテーマや方向性をイメージしていただきやすいよう広告クリエイティブを工夫しました。

特に大きな効果を得られたのが、各セッションの実際の映像をピックアップした動画です。登壇者の数の多さやクオリティの高さ、収録会場の豪華さなどをアピールし、いつものセミナーとは一味ちがう「お祭り感」を伝えられ、より多くの人に興味を持っていただけたかなと思います。

ブライアン:こうした対策を打てたのは、毎日実績を確認できる仕組み・ダッシュボードを整えていたから、そして尾島さんが粘り強く対策を講じたからでもあります。集客がシミュレーション通りに動いているかを確認し、つまずいたらすぐに打ち手を考えるということを徹底していました。

ダッシュボード

――結果、やや前倒しでの達成でしたよね。イベント開催日よりも前には、もう5,000名到達していたように思います。

尾島:実は、前倒しで達成するよう意識してやっていたんです。5,000名というのはそもそもギリギリの目標だと思っていましたし、元々のシミュレーションでもバッファはあまり持たせられていませんでした。でも、社内のメンバーが「達成できないんじゃないか」と不安な状態でイベント当日を迎えるよりも、「達成したぜ!!」って迎えられた方が、気持ちいいじゃないですか笑 そこで、ある程度諸々の見込みがついたラストスパートのタイミングで調整を行なっていたんです。

(集客の詳細はこちらの記事をご参照ください)

登壇企業のブランディング・認知度向上にも繋がるイベントに

――01を視聴した皆さまの反応はいかがでしたか?

ブライアン:想定以上に良い反応をいただいてます。アンケートの中に「学んだことを、今PoC(概念実証)をしている案件に活かします」「今回の内容を社内に展開していきます」といったコメントがありました。もともと、01で得た学びを次に活かして欲しいという気持ちがあったので、嬉しかったです。

――ご登壇された方からは、どのような反応をいただきましたか?

ブライアン:会社のブランディングに繋がった、認知度が上がったと感謝のお言葉をいただきました!

ご登壇者からチャットでいただいたお言葉

尾島:登壇依頼した時にも「去年見て、01に出たいなと思ってたので、とても嬉しい」と言ってくださる方もいました。こうした連鎖が起きていく状態も、すごく嬉しいことだなと思います。

「今年も01の季節になった」と思ってもらえるイベントにしていきたい

――01を振り返ってみていかがでしたか?

尾島:裁量が大きいからできたことがたくさんあったな、と思います。集客目標はもちろんありましたが、それをどう達成するかという方法は全てマーケティングチームに任せて貰えていました。全て自分たち次第なので責任も大きい半面、マーケターならではのやりがいにも繋がっています。

また、01の企画進行や収録、当日の配信など、運営を大きくサポートくださったEventHub社に、とても感謝しています。

――来年に向けての意気込みを教えてください

尾島:やっぱり「01は視聴側・登壇側どちらにとっても実りがあるイベントなんだな」って思って欲しいです。見る人たちにもっとワクワクしてもらい、「今年も01の季節になったな」と思い出してもらえるようなイベントにしていきたいです!


最後までお読みいただきありがとうございました!

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