【共同研究パートナーインタビュー】データ分析は21世紀の必須スキル。primeNumberと取り組む講義を通じて「データの民主化」を目指す。横浜国立大学 さま
こんにちは!primeNumber採用担当です。primeNumberは、「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」データテクノロジーカンパニーです。
データが爆発的に増えていく時代に、誰もがすばやく、簡単にデータを使える環境を構築することでデータ活⽤までのプロセスを最適化し、世界中のビジネスを⽀援しています。
今回は、primeNumberと共同研究をしている横浜国立大学の田名部 元成教授に、どのような協働がおこなわれているのか、そして大学はprimeNumberにどんな期待をしているのか、お話を聞きました。
社会全体にデータエンジニアリングを広めていくことや、「データの民主化」というキーワードに興味がある方に、ぜひ読んでいただきたいインタビューです。
横浜国立大学 学長補佐
大学院国際社会科学研究院 教授
田名部 元成さま
※本インタビューは、動画との連動企画です。
本記事をはじめとする複数のインタビューを元に、動画を作成しています。
動画をご覧になりたい方は、下記をご覧ください。
primeNumberと共同でデータエンジニアリングの講義を開設
ー早速ですが、なぜ横浜国立大学がprimeNumberと共同研究をすることになったのか、その背景について教えてください。
田名部さま:最初のきっかけは、primeNumber代表の田邊さんが「日本のデータエンジニアリングの底上げを図りたい」ということで大学と協力できることがないかと話をもちかけてもらったことです。その話の内容や想いに共感するところがあったので「一緒にやりましょう!」と意気投合しました。
本学は2022年からデータエンジニアリング実践基礎という講義を開講しました。研究の一環としてprimeNumberさんにお越しいただいています。
講義では、primeNumberさんの提供するデータ分析基盤向けサービスtrocco®を活用しています。trocco®を用いながら、学生がクライアントを想定してデータ分析をおこない、インサイトを得るといった内容です。
(講義の内容をより詳しくご紹介する記事)
2023年10月からは、実際にデータ分析基盤を活用している企業のみなさまにお越しいただき、どういうシーンで、どのようにデータエンジニアリングを活用しているのかお話しいただいています。
さらに今後は、学生が自分でデータ活用の体験をして、リアルのビジネスに役立つデータ分析のスキルを身につけられる講義をprimeNumberさんと共同開発しているところです。実践的な講義を提供し、そのノウハウを日本全国に広げていきたいですね。
データ分析は文系・理系関係なく必須のスキル
ーデータエンジニアリング実践基礎は、どのような学生を対象としたものですか。
田名部さま:経営学部の学生をターゲットにした専門科目です。しかしながら、経営学部以外の学生、たとえば理工学部の学生など、文系・理系関係なく履修できます。というのも、データや情報などの分野を、文系・理系でくくることはもはや意味がないからです。
今はどの学問分野でもデータを活用しています。文系の学生でもデータを使いこなして、そこからインサイトを獲得し、社会課題の解決につなげていくスキルがますます望まれるようになってきました。
実際にデータを分析する力は、誰にでも必要だと思います。だからこそ、本学では、学生の文理関係なくデータエンジニアリング関連の科目を提供しているのです。
ーもはやデータ活用は必須のスキルというわけですね。
田名部さま:その通りですね。21世紀は知識情報社会と言われています。どのような人でも、データや情報をうまく使いこなすことが、今を生き抜く必須のスキルです。
さらに言うと、これは世界的な潮流だと思います。どんな学生であっても、データや情報を読み解く力は不可欠なのです。
データ分析を社会課題解決につなげるスキルを養う
ー講義を受けている学生たちはどんな様子ですか?
田名部さま:講義の最後に、学生たちがつくったダッシュボードの成果報告会がありました。それを見て感じたことは、私が期待していた以上に、学生たちが本当によく講義の内容を理解し、実践できているということです。
先ほども、データ分析は文系・理系関係なく必要なスキルと言いましたが、今はデータ分析ツールがそろっていますし、しっかりと使い方を説明して理解させれば、誰でも十分に使いこなせます。
しかも、今の学生たちには、自分たちで使い方を開発する能力がある。これは私が講義を通じて発見したことでもあります。
ー今後は教育プログラムをどのように発展させていくお考えですか。
田名部さま:単に「データ分析ができます」とか、「データ分析基盤を構築できます」というだけではなく、「なんのためにやるのか」を考えることが重要だと考えています。
たとえば、ビジネス上の価値があるのか、あるいは社会解決につながるのか。その答えは一つではありませんが、「WHY」の部分をきちんと理解して活用することが大事ですね。「WHY」と「HOW」をつなげて課題を解決するトータルなスキルを養っていきたいと考えています。
primeNumberはデータの民主化を後押しする存在
ー共同研究を進めていく中で、primeNumberにはどんな可能性を感じていますか。
田名部さま:データ分析というと「データを分析するためにExcelを使いこなす」「アンケートでデータを収集して加工し、ビジュアライズしてインサイトを得る」とか、そういうやり方が一般的だったと思います。それと同じように、当たり前のレベルでデータ分析基盤を活用できる時代がやってきました。
「データの民主化」という言葉が聞かれるようになりましたが、データ分析基盤も民主化されてきた。こうした民主化を後押ししているのがprimeNumberさんのビジネスではないでしょうか。
また、primeNumberさんとは共同研究の一環として教育方法を開発しています。ここに高度な技術を活かしていくこと、データを分析して学習者により良い体験を提供していくという所を、primeNumberさんには期待したいです。
最後までインタビューをお読みいただき、ありがとうございました!
このように、「日本のデータエンジニアリングの底上げを図りたい」という方、まずはカジュアルにお話しませんか?
今はまだ転職を考えていない方でも大丈夫です。ぜひカジュアル面談のお声がけお待ちしております!