見出し画像

【primeNumber CTOインタビュー】trocco®をデファクトスタンダードに、「世界のデータエンジニアの右腕」にする!

こんにちは!primeNumber採用担当です。

「データテクノロジーカンパニー」を掲げる私たちprimeNumberは、あらゆるデータが爆発的に増えていく時代に、 誰もがすばやく、簡単にデータを使える環境づくりに貢献しています。

今回はprimeNumberが開発・提供するデータ分析基盤の総合支援サービス「troccoⓇ」の開発をリードするCTO、鈴木健太のインタビューをお届けします。

primeNumberの開発メンバーが、プロダクトを通じて世の中にどんな価値を返しているのか、そしてその仕事にどんな喜びがあるのかを存分に語ってもらいました。データエンジニアリングの現状に課題を感じている方に、きっと共感していただける内容です。

株式会社primeNumber 取締役執行役員CTO 鈴木 健太 
東京大学工学部卒業後、株式会社リブセンスにてエンジニアとして同社WEBサイトの開発・企画・分析などに従事。primeNumberへは2017年に参画し、汎用型データエンジニアリングPaaS 「systemN ™」の開発を担う。データ統合自動化SaaS「troccoⓇ」リリース後は同プロダクトの開発をリードする。

※本インタビューは、動画との連動企画です。
本記事をはじめとする複数のインタビューを元に、動画を作成しています。
動画をご覧になりたい方は、下記をご覧ください。


データの活用環境づくりに、データエンジニアは疲弊している

ー早速ですが、多くの企業が抱えているデータ活用に関する課題について、どう感じていますか。

鈴木:まず、企業が活用したいと考えているデータが、組織内に点在していることが問題だと思います。

データが点在しているのは、目的に応じてバラバラに構築されたシステムやアプリケーションに紐づいていることが多いからです。そのため、データ活用のための環境を整え、スタートラインに立つまでに膨大な作業をしなければなりません。

そこには当然、データエンジニアの工数が必要で、それをどう軽減するかが課題だと考えています。データを集めるために自社でコードを書く、もしくは、オープンソースのETLツールを導入するというのが一般的な選択肢としてありますが、自社で全て対応するのは大変です。

たとえば、Google広告やFacebook広告など、広告系のレポートデータを取得する場合、頻繁に行われるAPIのアップデートに対応する必要があります。その対応に苦慮している企業も多いはず。データの分析と活用をしたいと考えているのに、データ活用の前段階でリソースを消耗しているのです。

ーデータ活用のスタートラインに立つまでが大変ということですね。

鈴木:その課題を解決するために私たちが提供しているのがtrocco®というプロダクトです。

一般的なソフトウェア開発やアプリケーションと比較すると、データエンジニアリングの領域ではまだベストプラクティスが確立されていないと感じます。

ソフトウェアの場合、テストコードを書き、ステージング環境でデプロイし、本番環境での動作検証というベストプラクティスが確立されていて、多くの企業で取り組まれています。

一方、データエンジニアリングでは、テストコードの作成があまり行われていないように見受けられます。ステージング環境や本番環境での検証という仕組み化が進んでいない点も課題と感じています。こうした課題を解決するために、trocco®を開発しています。

データエンジニアリングの初期構築部分の9割程度を削減可

ーtrocco®を使うことで、どのような課題が解決できるのですか。

鈴木:データの転送にかかる作業を全てtrocco®に任せていただくことで、データエンジニアの工数を大きく削減できます。

データをDWH(データウェアハウス)に保存した後、trocco®の「データチェック」機能を使い、クエリを書いて正しくデータが入っているか確認できます。これらを含めて、データエンジニアリングの初期構築部分での工数を9割程度減らすことが可能です。

さらに、データの収集と分析を担当するデータパイプラインの保守や、APIのバージョンアップ対応などの日常的なメンテナンスも考慮すると、データエンジニアの方々に大きく貢献できていると思います。

ー実際のデータの分析・活用の部分での貢献する機能はありますか?

鈴木:さまざまな情報ソースやシステムのデータを統合し、一箇所のDWHに集約することができます。さらに、DWHに格納されたデータに対し、「データカタログ」という機能を使用して、分析担当者が各データの意味を把握が可能です。これらの機能により、データの分析や活用がより簡単になります。

また、データ分析基盤に不正確なデータが入ると、企業が誤った意思決定をするリスクが高まります。それを避けるため、データ品質を保持する仕組みを整えているところです。

trocco®を世界のデファクトスタンダードに

ーデータエンジニアリングを支援するプロダクトに携わる仕事には、どのようなやりがいがありますか。

鈴木:一番のやりがいは、データエンジニアの生産性向上に貢献できることです。

そもそもプロダクトのコンセプトとして「データエンジニアの右腕」を掲げていて、エンジニアの課題を解決できることが、プロダクトづくりの励みとなっています。

エンジニアにはどうしても避けられない面倒な作業が存在します。そのような作業を好んで行う人は少ないはずです。だからこそ、その面倒な部分を自動化することにやりがいを感じています。

ーラストの質問です。primeNumberの一員として、鈴木さんはどんな世界を実現したいですか。

鈴木:実現したいのはデータの民主化です。あらゆる人がさまざまなデータを自由に活用でき、企業の多くの意思決定がデータを基に行われる世界を目指しています。

そのためには、これまでのようにお客さまの声をしっかりと聞き、お客さまが本当に必要とするプロダクトを作り続けることが重要なのかなと。

ありがたいことに、trocco®は日本で非常に高い知名度を持つプロダクトになりました。国内ではトップを自認していますが、国外の市場も狙っています。

trocco®はすでに英語版も提供されています。現在、これをベースに海外市場でのテストマーケティングを進行中です。

実際に使用してもらい、フィードバックを受け取りながら、どの市場をターゲットにし、どのような機能を追加していくかを検討しています。

データエンジニアリングを支援するプロダクトの領域には、まだデファクトスタンダードと呼べるものは存在していません。我々がそのデファクトスタンダードとなることを目指し、「世界のデータエンジニアの右腕」としての位置づけを追求していきたいと思っています。

—---------------------------------------------------

最後までインタビューをお読みいただき、ありがとうございました!
CTO鈴木のメッセージに少しでも共感してくださった方は、まずはカジュアルにお話ししませんか?

今はまだ転職を考えていない方でも大丈夫です。ぜひカジュアル面談のお声がけお待ちしております!