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リアルな交流を通じてprimeNumberの世界観を伝えたい。初のリアルイベント「01(zeroONE)2024」の狙い

こんにちは、primeNumberです。

2024年12月10日、今年で4回目となるprimeNumberの自社イベント「01(zeroONE)2024」を東京ミッドタウンで開催します。

01は、primeNumberが毎年主催するデータ活用促進イベントとして2022年にスタート。開催ごとに参加者規模は拡大しており、昨年は5,500名以上の方にエントリーいただきました。そして4回目となる今回は会場を六本木の東京ミッドタウンに移し、初のリアルイベントとして開催します。

今回はリアルイベントに踏み切った背景やその狙い、イベントの見どころなどを、代表の田邊さん、マーケティング本部VPの濱本さん、01の企画を手がけたマーケティング本部のブライアンさんに伺いました。

左:代表の田邊さん、真ん中:マーケティング本部VPの濱本さん、右:マーケティング本部のブライアンさん

オンラインでの成功を踏まえ、primeNumberや業界の取り組みを正確に伝えるためのリアルイベントに挑戦

――過去3回オンラインで開催してきた01ですが、今回リアルイベントとして開催することになった経緯を教えてください。

田邊:リアル開催に決めたのは実は私ではなくて、マーケティングチームからの強い要望でした。むしろ最初聞いた時は「リアル開催、本当にやれるの?」って逆に心配してしまったくらいです。

ブライアン:01は過去3回オンラインで開催してきましたが、直近では5,500名以上の集客ができ、データマネジメント分野の啓蒙というインパクトは残すことができました。そして2024年の01を企画するにあたり、オンラインでの成功を踏まえた上で次のステージに進むべきだと考えた時に、思い切ってリアルでの開催にチャレンジしたいと考えました。

僕自身、コロナ禍が落ち着いたタイミングでいくつかリアルイベントに参加する中で、リアルならではの「参加者の高揚感・ブース間での交流や体験」の素晴らしさを肌で感じました。また、BtoBのブランディングに成功している企業の多くは、自社ですばらしいリアルイベントを開催しています。

primeNumberとしてもこれまでのオンライン開催の成功を基盤にお客様との絆をさらに深められるよう、01をリアルイベントとして開催したいという結論に至ったんです。

田邊:primeNumberもユーザーコミュニティが立ち上がり、リアルでの活動が活発になってきています。また、営業活動でもコロナ禍でなかなか直接コミュニケーションできなかったお客様と直接お会いできるようになり、リアルでのコミュニケーションを通じて自分たちの取り組みを正確に伝えていくという大切さを、身をもって実感しています。

これまでの01はオンラインで場所を問わず参加できるというメリットはあった一方で、イベント自体をリアルタイムにライブ配信しているわけではなく、基本的には登壇者の話を聴くだけ、という環境でした。

今回はリアルの場を用意し、データエンジニアリング、データテクノロジーシステムという市場を一緒に作ろうとしているパートナーさんと共創することによって、我々だけでなくこの業界全体の取り組みをお伝えできることはすごく嬉しいです。

世界観を肌で感じることで共感や関心が一気に深まるリアルイベントの力

――濱本さんはこの企画を聞いた時にどう思われましたか。

濱本:大大大賛成でした!

例えば音楽でいうと、好きな曲を聴くだけならオンラインだけでもできますが、それはあくまでも音楽を聴くという行為であって、空間の体験とはまた違います。

音楽ファンが盛り上がってアーティストとのエンゲージメントが深まるのはやはり音楽ライブ、現場なんです。最近私はAdoのライブに行ったんですけど、Adoって顔を見せないアーティストだから、極端なことを言えばオンラインでライブを見るのと変わらない、なんて思う人もいるかもしれません。けれど、同じAdoのファンと一緒に盛り上がって喜びや感動を共有するという一体感は、画面越しでは絶対に味わえない、かけがえのない体験でした。

田邊:スポーツ観戦も近しいですよね。同じ場所にいるからこそできる体験というのがある。

濱本:そうなんです。そしてこの盛り上がりの力はBtoCの世界だけでなくBtoBでも変わらなくて、会社の世界観を肌で感じてもらうことで、その会社への共感や関心が一気に深まる。そんな力がリアルイベントにはあると考えています。

もちろん、すべてのイベントがオフラインでやるべきとは思っていません。オンラインにはオンラインのメリットがありますが、primeNumberが年に1回開催するアンカーイベントとしての01は、イベントでのさまざまなセッションはもちろん、主催であるprimeNumberの想いや取り組みを、生の空気感とともにリアルにお伝えしたいと考えました。

スポンサーやコミュニティ、参加者が一体となって盛り上がれる「お祭り」に

濱本:さきほど田邊さんがステークホルダーと共に作る「共創」と言っていた通り、今回はオフラインで開催することで初めてスポンサーを募集することにしました。

参加者の中にはすでにprimeNumberのプロダクトやサービスを使っていただいているお客様もいらっしゃいますし、これからはじめてprimeNumberを知るという方もいます。こういった多様な参加者が同じ空間で交流することで、primeNumberはもちろん、パートナー企業様にとっても新たな出会いや気づきが生まれ、データ活用へのモチベーションが高まる。そんな効果を起こすために、リアルの場がすごく効くのではないかと期待しています。

田邊:イベントを運営する以上、ビジネスや経済合理性はもちろん考慮しますが、それ以上に、リアルな場ならではの熱気と一体感を通じて、パートナーも参加者も一緒に盛り上がれるようなお祭りにしたいですね。

イベント開催にあたってもう1つ大事だととらえているのが、我々のコミュニティです。今年の01ではわたしたちのユーザーコミュニティを主体とした企画も設けていますし、ForkwellとprimeNumberの共同主催である「Data Engineering Study」という外部コミュニティも01にコラボレートしてくれています。

こうしたコミュニティの活動や我々のパートナー、そしてユーザーとの取り組みを通じて、我々が向き合っているテーマやマーケット全体を俯瞰できるようなイベントにしたいと思っています。

セッションやコミュニティを通じてデータが信頼できるパートナーに

――今年のテーマ「DATA is TRUTH」についてお聞かせください。

ブライアン:データは業務の効率化や利益の向上に大きなインパクトをもたらす重要な存在です。けれど、大量のデータを真の力に変えるには単にデータ基盤を構築するだけでなく、組織全体の意識改革やAI技術の適切な活用など、多角的なアプローチが不可欠です。

今年はデータの力を最大限に引き出すための取り組みや事例について、データマネジメントはもちろん経営や人事などさまざまな分野のスペシャリストにご登壇いただき、参加していただいた方にとってデータが信頼できる真のパートナーになってほしい、そんな思いを込めて「DATA is TRUTH」というテーマを設定しました。

濱本:我々は「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」と宣言していますが、本当にそのデータを真のビジネスパートナーとして結果を出していくためにはどうすればいいか。それを「DATA is TRUTH」というテーマに則り、さまざまなセッションを通じてお伝えしたいと思っています。

また、先ほども出た通り、我々のコミュニティ活動も01の重要なコンテンツです。セッションだけでなくコミュニティ活動を通じていろんな方々がデータに対して学び合うことでも、データを信頼できるパートナーにしてほしい、という意味も込めています。

参加者同士が直接コミュニケーションできるリアルならではの交流の場

――リアル開催にあたって、オフラインならではの企画はあるのでしょうか。

濱本:Keynoteやユーザーセッションなどの各種講演はもちろんとても重要ですが、せっかくのリアル開催なのに、講演を一方的に聞くだけで終わってしまっては、オンラインとの違いが薄れてしまいます。今回はリアルならではの価値を体験していただくためにも「EXPO」という空間を用意しています。

EXPOにはprimeNumberのブースはもちろん、スポンサー様のブースやスポンサー様が情報発信するシアターセッション、さらには採用のブースなどさまざまな見どころを用意しています。こうした場所で参加者の皆さんやステークホルダーの方々が直接顔を合わせてコミュニケーションしていただきたいと思っています。

タイムテーブルも講演と講演の間に25分くらい時間を空けているので、休憩はもちろん、その時間を利用してEXPO会場でいろんな人とコミュニケーションを楽しんでいただきたいですね。

セッション終了後にスピーカーの方にお越しいただく「Cross Talk Station」という企画もあります。セッションの余韻冷めやらぬうちに、来場者の方がセッションを通じた感想だったり意見をスピーカーの方々とインタラクティブにやりとりする、そういう場になるといいなと思っています。

あとはNetworking Partyですね。 せっかくリアルで集まっていただくので、最後は仕事として終わるだけではなく、ちょっとお酒も飲みながら交流してほしい。ここでもユーザーコミュニティを体験いただくためにユーザー会の催し物が色々と企画されています。

既にユーザーコミュニティに参加されているお客様と、primeNumberやTROCCO・COMETAに興味を持ちはじめた方々が相互に交流することで、自社の課題解決への道筋が見えてくるといいな、と期待しています。

10期目を迎えたprimeNumberがどんな価値を提供できるのか、満を持してお伝えできる段階に

――注目のセッションはありますか?

田邊:自分のセッションの宣伝というわけでもないんですが、KEYNOTEですね。実はpirmeNumberとして明確にKEYNOTEと銘打つセッションは初めてなんです。

一方でprimeNumberが会社として10期目を迎え、基幹事業であるTROCCOも丸6年を迎えたという一定の実績を持ってお話できる段階に来たという思いもあり、我々の「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える。」というミッションが、実際にどのような社会課題の解決につながるのかというビジョンを、具体的な事例を交えながらお伝えしたいと考えています。

BtoBだとなかなか見えないところなんですが、BtoBの先には必ず一般消費者がいて、我々の事業や取り組みが最終的にはどのように人々の暮らしを豊かにしているのか。そういう話をというところでカミナシCEOの諸岡さんやマネーフォワードCDAOの野村さんにお話いただくので、楽しみにしてください。

濱本:01は過去3回オンラインで開催してきましたが、比較的今までの01は、データ活用するための情報を提供するという、一種のメディア的な意味合いもあったと思っています。そのため登壇いただく会社も、成功した他社の事例が優先で、primeNumberとしてのお話はそこまでしていませんでした。

一方でprimeNumberが10年近く活動し、01というイベントも大きく成長している中で、primeNumberという会社が何を目指していて、今後はどんな価値をお客様に提供できるのか、というお話を満を持してお話できる立場になったと思っています。

経営管理や基幹業務のデータ活用の強化が新たなテーマ

田邊:もう1つ、今回の我々のテーマとして強化していきたいのが、業務サイドのデータ活用です。今までは情報システムやデータエンジニアを直接的に支援することをメッセージにしてきましたが、今後は会計や人事といった経営管理、基幹業務のデータ活用にもフォーカスしていきたい。

そのためにも今回はSpecial Talkとして、9月から社外取締役として就任いただいたLINEヤフー株式会社上級執行役員CFOの坂上さんにモデレーターとしてご登壇いただき、企業のデータ活用にどのような価値があるのかを、特に経営という観点からお話できればと思っています。

濱本:例えば経営管理というテーマでしっかりお客様に情報を提供したい、人事の領域でこういうデータ活用すれば事業成長につながる、といった具体的なテーマに沿って講演を構成しているので、できればすべてのセッションを楽しんでいただきたいですね。

データ活用で結果を出している事例から自社の課題解決につながる場に

――参加する方、参加を検討されている方にメッセージをお願いします。

濱本:primeNumberは11月より10期目を迎えますが、「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える。」というこのビジョンは創業当時から変わっておらず、これまでの10年でTROCCOやCOMETAなどさまざまなプロダクトをリリースしてきました。

今は我々のビジョンを実現するための新しい価値を全社一丸となって準備している最中で、それをこの01で一気にお披露目したいと思っています。新生primeNumberとでもいうか、10年を経たprimeNumberが改めてお客様にどんな価値を提供できるのか、楽しみにしていて下さい。

田邊:「Data is the new oil」なんていわれて何年も経ちますが、一方でまだまだデータ活用が進んでいないという話題も新聞やメディアではよく目にします。けれど、実際にデータを活用して結果を出している企業はいるんですね。それは我々のお客様だけとは限りませんが、今回の「DATA is TRUTH」というテーマの中で、データ活用が進んでいる事例から自社の課題解決や成長につなげてもらいたいと思います。


01は12月10日、東京ミッドタウンで開催します。参加は無料ですので、データ活用に興味のある方はもちろん、課題を感じている、どう活用していいかわからないと悩みをお持ちの方も、ぜひお気軽にご参加ください。