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テクニカルライターとは?仕事内容や求められるスキルを紹介

「テクニカルライター」という言葉をご存じでしょうか?

「テクニカル」も「ライター」も分かるけど、「テクニカルライター」となると、ちょっとイメージが付きづらいという方もいるのではないでしょうか。

テクニカルライターは、AppleやGoogleといったIT企業でも募集されており、今活躍の場を広げている職種。また、ライターをやったことがないものの、これまでのキャリアで培った経験を踏まえてキャリアチェンジしたという方もいらっしゃいます!

今日はテクニカルライターの仕事内容や、求められるスキルなどをご紹介したいと思います。

テクニカルライターとは、専門的な技術に関する文章を書くライターのこと

テクニカルライターとは、専門的な技術に関する文章を書くライターのことです。

主な業務はマニュアルライティング。家電や自動車などに添付される、一般消費者に向けた取扱説明書や、技術者に向けた機械使用マニュアルなどを作成します。

また、技術翻訳を担当するケースもあります。技術翻訳とは、「法務」「医学」「IT」など、専門知識が必要とされる分野の文章を翻訳することです。一般読者に向けた企業ホームページや取扱説明書の翻訳や、技術者に向けた開発仕様書など、翻訳するものは多岐にわたります。

これまでも家電や自動車などのメーカーや、マニュアル制作を専門に請け負う制作会社等に、テクニカルライターと呼ばれる人は存在していました。ここ近年、さまざまなサービスを取り扱う事業会社が生まれる中で、テクニカルライターが活躍する場も広がっています。

たとえば業務に使うツールをクラウド化して提供しているようなIT企業。いわゆるSaaSと呼ばれているサービスを提供している企業です。職種や業務における専門的な用語も多く出てくるため、サービス内に記載される文言やヘルプドキュメントを作成するためにテクニカルライターを職種として置く企業も増えています。昨今では、ライティングを通じてUX(ユーザーエクスペリエンス)向上に取り組む業務や職種のことを、「UXライティング」「UXライター」と呼ぶこともあります。

また、プロダクト内で使われる用語や言葉づかいをまとめたガイドラインを作成するケースも。多くの人がプロダクト作りに携わるため、社内向けにもガイドラインが必要になるんですね。

テクニカルライターに求められるスキルは「文章力」と「ドメイン知識」

テクニカルライターに求められるスキルは大きく2つあります。

第一に、文章力が必要です。取扱説明書などで必要とされるのは、正確で、誰にでも伝わる文章です。

文章を書く上で大切なのは、ユーザーの視点に立つことです。説明書を作る時、プロダクトに記載する文言を決める時、ユーザーがプロダクトの使い方をすぐに理解できるかを考える必要があります。一般ユーザーを想定した文章を書く場合は、基本となる文章の書き方に忠実に、誰にでもわかりやすい言葉づかいを心がけ、専門用語に注釈を入れることも必要です。

2つ目はドメイン知識、つまりテクニカルライターとして扱おうとしている業界や事業についての専門知識が不可欠です。たとえば家電メーカーのテクニカルライターであれば、家電の知識を、経理で使われるSaaSのテクニカルライターであれば、経理の知識を持っている必要があります。

編集・ライティングといった経験をお持ちの方が、テクニカルライターにキャリアチェンジするケースが多いようです。また、これまでその領域で技術者として働いてきた方など、求められるドメイン知識を持っている方が、キャリアチェンジする場合もあります。

primeNumberのテクニカルライターは、ITエンジニアリング知識を身に付けてキャリアアップできる!

primeNumberでもテクニカルライターを募集しています。primeNumberが提供するのは「trocco®」というデータ統合、データ分析基盤の構築を支援するサービスです。サービス利用者はエンジニアになるため、データエンジニアリングの技術、エンジニア用語を理解し、ヘルプドキュメントや、文言の辞書を作成する必要があります。画面の文言を作成するUXライティングも担当しています。

trocco®のヘルプドキュメント
trocco®の画面。補足説明等を書くのも、テクニカルライターの役割です

trocco®のテクニカルライターをすることで、エンジニアリング知識が自然と養われます。たとえば「ライターをしていたが、独学でプログラミングを勉強しはじめたら面白い。これまでの経験も活かしつつ、もっとエンジニアリング知識を身に着けてキャリアアップしたい」なんて方にはぴったりのポジションです。また、「これまでエンジニアやテクニカルサポートをしてきた経験は活かしつつも、キャリアチェンジをしてみたい」という方にもオススメです。

現在primeNumberで働いているテクニカルライターは、元々エンジニアリング知識は無かったメンバーです。彼は、前職では印刷会社のドキュメント制作部門にて、取引先メーカー製品の取扱説明書およびカタログ作成を実施していたそうです。そんな中、予実管理周りのタスクが多くなり、データの収集・活用をもっと効率的にやりたいという思いからPythonを勉強し始めたら、思いのほか楽しかったとのこと。また、データ活用に関するプロダクトの開発に携わってみたい!と思っていたところ、偶然trocco®の存在を知り、入社したとのことでした。

primeNumberのテクニカルライターが気になるな、ちょっと話を聞いてみたい、という方はぜひ下記からカジュアル面談をお申込みください!

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