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オフィスでもできる! 心が整う“心の筋トレ”マインドフルネス体験会をエンジニア主導で開催しました

こんにちは、primeNumberです!

primeNumberのオフィスには人工芝を敷いたエリアや掘りごたつなどが用意されたオープンスペースがあり、月に1回の社内飲み会「TGIF」のほかにも、読書会や勉強会などの自主イベントが開催されています。こうした自主イベントは、人事をはじめとする役職や部門にこだわらず、さまざまなメンバーが企画しています。

そんな自主イベントとして定期的に開催されているのが「マインドフルネス体験会」。その名の通りマインドフルネスを体験する初心者向けのイベントで、MBCC(Mindfulness Based Coach Camp)基礎コース(現"マインドフルコーチング®基礎エッセンシャルズ")9期生というSRE(Site Reliability Engineer)の高塚さんが希望者を募って開催しています。

マインドフルネス体験会の様子

「最近みんな疲れているんじゃないかな」と感じた高塚さんが、「社員をより活気付けたいな」というモチベーションで企画したのがこの会のきっかけだそうです。

主催の高塚さん

マインドフルネスというと「瞑想」を思い浮かべる人も多いと思いますが、マインドフルネス=瞑想というわけではありません。

マインドフルネスとは「”今ここ”で起こっている体験に、評価や判断にとらわれることなく注意を向けられる状態」のこと。瞑想はマインドフルネスを実践するための重要な手法ですが、あくまでその状態に至るための手段の1つです。マインドフルネスの実践によって、個人の well-being(幸福感)の向上だけでなく、集中力や作業スピードが向上するなど、職場でのパフォーマンス改善にも効果があるとされています。

primeNumberの体験会は、マインドフルネスをマスターするというよりも、まずはやり方を知るためのチュートリアルという位置付け。第1回ではマインドフルネスのための瞑想のコツを教わりながら、参加者で実際に瞑想にチャレンジしました。

マインドフルネス体験会の目的

最初は練習として2分間、その後5分間各自がリラックスできる姿勢を取り、呼吸に注意を向けて雑念を減らすことに集中します。目を閉じて瞑想しようとすると仕事のことや今日のお昼ごはんなどついつい雑念が湧いてしまうのですが、雑念自体は悪いことではなく、雑念に気が付いたら「あ、雑念だな」と自覚し、改めて呼吸に集中して雑念を手放す……、というサイクルを繰り返していきます。

瞑想のやり方

とはいえ雑念を手放すのはなかなか難しいのですが、高塚さんがコツとして教えてくれたのが「数字を数える」こと。マインドフルネスとは何も考えない状態だけではなく、雑念が手放せればいいので、頭の中で吐く息の数を1から10までゆっくり数えることで頭の中から雑念を追い出していきます。数字が途中でわからなくなったらまた1から数え直します。そうしているうちに少しずつ雑念が薄れ、マインドフルネスな状態に近づいていくそうです。

なかなか瞑想できない人は数字を数えるのがコツ

筆者が実際に体験して感じたのは、夜寝る時の感覚に近いということ。布団に入ってすぐはなかなか眠れないけれど、布団の中でじっとして眠ろうとしているときのようなまどろんでいるような感覚になり、5分間の瞑想が終わった時には、朝目覚めて布団から出たときのような頭の中がリセットされた感覚になりました。

また、瞑想は業務中のモード切替にも役に立ちそう、というのも気づきの1つでした。例えば連続したミーティングの後に資料を作らなければいけないのに、ミーティングの内容で頭の中がいっぱいでなかなか資料作成に集中できない、というようなシチュエーションです。こういう時、いままでは散歩したりお菓子を食べてみたりして気持ちを切り替える工夫をしていたのですが、この体験会をきっかけに5分間瞑想をしてみたら、ミーティングで上がっていたテンションが和らぎ、資料作りに向き合うことができました。

資料作成を急がなければという気持ちを抑え、急がば回れで5分のマインドフルネスの時間を取ると、結果として資料に向き合う効率を高められるかもしれません。

primeNumberのマインドフルネス体験会では、瞑想するだけでなく「書くマインドフルネス」「食べるマインドフルネス」など一風変わったマインドフルネスも予定されています。果たして食べている最中にもマインドフルネスはできるのか、その詳細はまた改めてレポートします。

書くマインドフルネス、食べるマインドフルネス、聴くマインドフルネスと今後も続きます