【primeNumber CEOインタビュー】データドリブン経営の基盤をつくり、「次の一手」の成功確率を高める。
こんにちは!primeNumber採用担当です。primeNumberは、「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」データテクノロジーカンパニーです。
データが爆発的に増えていく時代に、誰もがすばやく、簡単にデータを使える環境を構築することでデータ活⽤までのプロセスを最適化し、世界中のビジネスを⽀援しています。
そんなprimeNumberが、そもそもなぜデータ活用の領域に着目したのか。そして、データ活用にはどのような可能性があるのか。あらためてCEOの田邊 雄樹に聞きました。データエンジニアリングに関心のあるすべての人に読んでもらいたいインタビューです!
株式会社primeNumber 代表取締役CEO 田邊 雄樹
慶應義塾大学経済学部卒業後、日本総合研究所にて製造業向けシステムコンサルティング、それに伴うプロジェクトマネジメントに従事。その後、インターネット広告企業にてビジネス・プロダクト開発に携わる中で、広告プラットフォームの開発・事業運営を担う関連会社役員を経て、株式会社primeNumberを創業。
※本インタビューは、動画との連動企画です。
本記事をはじめとする複数のインタビューを元に、動画を作成しています。
動画をご覧になりたい方は、下記をご覧ください。
「あらゆるデータをビジネスの力に変える」を合言葉に、データテクノロジーでビジネスに貢献する
ーまずは、primeNumberをご存知ない方に向けて、あらためてprimeNumberが世の中にどのような価値を提供しているのか教えてください。
田邊:「あらゆるデータをビジネスの力に変える」というテーマを掲げ、大きく2つの軸で事業を展開しています。まず一つめは、データ分析基盤の総合支援サービス「trocco®※1」というSaaSの開発・運営事業です。二つめは、データテクノロジー領域の課題解決を実現するコンサルティング・エンジニアリングサービスを提供するソリューション事業です。この2つの事業は、顧客への提供価値を最大化する相互補完の関係にあります。
※1「trocco®」はデータを分析・活用するための環境、すなわち「データ分析基盤」をつくり、使うための技術を提供するサービスです。エンジニアの右腕となり、企業がデータを素早く・正しく・効率よく活用できるよう支援します。詳しく知りたい方はhttps://note.primenumber.co.jp/n/n5c8c917a9dccをご覧ください。
primeNumberは2023年で設立8期目を迎えます。データテクノロジーに関する分野で、多くの企業にソリューションを提供し、ビジネスに貢献しています。
データ量が増大し「どう活用するか」がより重要な時代に
ーなぜ今、データテクノロジーに関するソリューションが必要とされているのでしょうか?
田邊:「データのビジネス活用」というテーマは、もう何十年も前から存在しています。ですが、ネットワーク技術やデータの発生・処理におけるハード面の技術革新によってデータ量が増えたことや、デジタルトランスフォーメーション(DX)が必要になっていることから、再びフォーカスされているように感じています。
SaaS型データプラットフォームを提供しているSnowflake社の上場や、「Data is the new oil.」なんて言葉が出てきたことにも、影響されているのではないでしょうか。
基本的なところに立ち返りますと、紙で管理されていた情報が、ここ何十年もかけてデータ化され、自然と環境整備が進んできました。また、基幹システムをはじめ、データ管理の重要性が高まっていることは周知の通りかと思います。
しかしながら、データセンターを構えるなり借りるなりして、ハードを買って、サーバーを管理して……となると非常にお金がかかりますよね。企業にとっては大変な投資だったわけです。
数十年を振り返るような話になっていますが、こうした問題を解決するソリューションとして、ここ10年ではシステムのクラウド化が、ここ5年ではSaaSの活用が進んでいます。IT投資もどんどんリーズナブルになり、企業におけるシステム活用は大きく進みました。
企業ではビジネスをより前進させることを目的に、システムという箱の中にたまったデータを活用しながら、計画的かつ合理的にビジネスを成長させる仕組みをつくろうと考え、それが「積極的なデータ活用」に繋がっていると考えます。
ーデータ量が大きく増えたことで、その気運も高まったということでしょうか。
田邊:重要な要素だと思います。ただ、企業が望むビジネスモデルに変化があったことも、データ活用を促進しているのではと思います。
たとえば、かつては、ハードウェアやアプリケーション、ソフトウェアも「売り切り」のものが多かったですよね。CDを納品して、顧客側でそれをインストールいただく時と、アップデートの時が、課金とフィードバックを得るタイミングでした。
それが今では、ユーザー・企業双方からサブスクリプションモデルが望まれることが増えています。ユーザーはサービスをリーズナブルに利用でき、やめたい時にすぐやめられます。企業側は、トレードオフはあると思いますが、これまで縁のなかったユーザー層も取り込むことができます。また、ユーザーによるサービス活用状況をデータで把握することで、長期のお付き合いを実現するための施策を打ち続けられるんです。
事業やプロダクトそのものの改善にデータを活かすことは、古今東西変わらぬ姿かと思います。それが、よりフレッシュなものになったということかと。
言ってしまえば、データを介してユーザーと企業がつながり、ユーザー体験と事業成長双方の進化に役立てていく時代なのです。その中で「あらゆるデータをビジネスに変える」ことが我々の使命だと思っています。
データを活用しやすい環境をつくり、企業を成長に導く意思決定を支援する
ーデータを管理する時代から、最大限活用する時代になっているのですね。
田邊:そうですね。もちろん、データを活用するためには、データを正しく管理することや、正しく処理することが大前提となります。その上で、データを活用することで、ビジネスそのものをグロースさせることができると信じています。
ビジネスをグロースさせるためには、売上を増やす、費用を減らすなど、色々な方法がありますが、データ活用の最上位の目的は、その企業の「未来をつくる」ことへ変わってきていると考えています。
「未来をつくる」とはどういうことか。具体的には、事業戦略や事業運営など経営上の意思決定をすることだと考えています。データがその意思決定の根拠になります。
このほか、商品開発や商品改善をはじめ、顧客属性分析、ユーザーインサイトの発見など、データ活用の領域は本当に多岐に渡ります。
何かしらの課題に対する仮説を持ってデータを分析すると、次の一手につながるヒントが見えてくるものです。
次の打ち手が成功する可能性を高めていきたいですし、企業の収益性を高めていくところでも、データ活用をしやすい環境をつくることを通じて、貢献していきたいと考えています。
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最後までインタビューをお読みいただき、ありがとうございました!
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転職を考えていない方でも、ぜひカジュアル面談のお声がけお待ちしております!