メンバーインタビュー Head of Customer Success 中村祐太
※本記事は2023/12/25に更新しています
※役職や業務内容等、すべてnote更新当時のものとなります
ーまずは、キャリアについて教えて下さい。
早稲田大学の政治経済学部を卒業後、独立系SIer企業にSEとして就職しました。そこでは、3DCADのCATIAで有名なDassault Systèmes社が提供するPLMパッケージの導入支援を主に行っていました。直近では、大手電機メーカーのプロジェクトに参画し、プロジェクトリーダーとして顧客折衝から設計・開発まで行い、大手製造業では珍しく、ハードウェア/ソフトウェア両方の情報を一元管理するプラットフォームの構築を提案・支援していました。
ーこれまではSEとして活動されていたのですね。
はい、前職ではSEとしていわゆる上流から下流までを担当していました。primeNumberには2020年4月にジョインしカスタマーサクセス(CS)領域の活動をリードしています。
ー当社のカスタマーサクセス領域は、エンジニアリングとの関わりは不可欠ですよね。
そうですね。CS領域の主な仕事は、お客様のオンボーディング支援やテクニカルサポート、trocco®ドキュメント整備、コミュニティ運営などです。それと並行して、CSで利用する社内ツールや外部サービスを使用する際に、今でもコードやSQLを書いたりもしています。業務上、trocco®のソースやログを読み込むこともあり、ビジネスとテックの両方をやれているなと感じています。
ー当社のカスタマーサクセスエンジニア職は、中村さんの持っているスキルや強みとマッチしていますね。
そう思います。それがprimeNumberへの入社を決めた要素の一つでした。他にも、学生時代(中学〜大学まで)から親交のあった中根から強く勧められたことも理由の一つです。ただ、なにより魅力的な自社サービスを提供する企業で働きたいという思いが元々あって、「trocco®」がその考えにマッチしていたことが大きいですね。
ー中根さんとはそんなに昔からのご友人なのですね。ほかのメンバーとも入社前から顔見知りだったようですが。
primeNumberが定期的に行っている飲み会で交流していたこともあり、皆さんと何度かお話しさせてもらっていました。そのため、カルチャーへのフィット感という点では入社前に不安を覚えるようなことはなかったのですが、スキル面ではやや心配していたことはありました。自分がSEとして経験してきたエンジニアスキルや折衝スキルがprimeNumberで発揮できるのか、と。
ー実際入社されて、すぐに活躍されているようでしたので、ご心配は杞憂でしたね。
そうですね(笑)
それから、入社してよかったと感じたのは、エンジニアレベルがとても高く、日々刺激を受けられる環境だということに加えて、メンバー同士のコミュニケーションが想像以上に気軽に取れたことです。お互いにリスペクトを持って、やることをしっかりやるという意識があるからこそのことだと思います。
ー8 Elementsが根付いているからこその長所かもしれませんね。
(primeNumberが大切にする考え方である)8 Elementsの“プロダクトを信じる”と“良心に問いかける”には、primeNumberの美点が集約されていると感じます。優れたプロダクト・サービスを信じ、良心に問いかけながらお客様に提供できるものであるかを考え、実行できるメンバーが揃っていますし、そのうえで各人がやるべきことや課題を認識しており、会社をより良い方向へ進めていきたいという意識とその方向性が適切に共有されているところは特筆すべきところかな、と。
それから、皆合理的で優秀ではありますが、合理性を非情と捉えていないところも良いですね。
ーそういった信頼感の上でメンバー同士の関係性が築かれているのですね。
はい、そのため私にとっては非常に働きやすい環境でして、会社のなかで不必要な体裁を考える必要がないところに好感をもっています。やるべきことをやる/不要なことはやらない、という考えでビジネスをしているな、と。
また、そういった意味での快適さに加えて、オフィス環境も自分は気に入っています。新しいオフィスは綺麗・快適で、ここでの仕事はパフォーマンスが上がるため、リモートワークの選択肢があってもあえて出勤することもよくあります。
ーありがとうございます。そういってもらえるとオフィス移転や環境整備の甲斐もありました。ところで、中村さんは普段はどんなスケジュールで仕事をしているんですか?
大体こんな感じですね。
ーなるほど、やはりお客様と接している時間が多いのですね
そうですね。CSの領域では当然お客様とコミュニケーションを取る機会が非常に多いです。この仕事の難しさとして、課題やリテラシーが異なるお客様に対し、適切な粒度で物事を伝えられるよう気を配らなくてはならない点があると思います。一方で、伝えた内容が相手のニーズにカチっとハマった際にはお客様から非常に喜んでもらえるので、すごく面白く、やりがいを感じます。おそらくtrocco®に関わるメンバーの中で一番、“ありがとう”とお客様に直接言ってもらえる領域ではないでしょうか。
ーそれは素晴らしいですね。CSという職務の領域には、当社へジョインされて以降にチャレンジされているかと思いますが、苦労されたことなどはありましたか?
CS領域は未経験だったので、日々のタスクからゴールまで、広い範囲のキャッチアップと理解が早期に必要だったことがなかなか大変でした。入社したタイミングが期末・期初ということもあり、チームメンバーのMTGにひたすら随行させてもらいながら、必要なことを覚えていきましたね。
ーいまは仕事をされるうえでは、どんなことに力を入れていますか?
お客様からいただくフィードバックをプロダクトチームに連携し、改善をすすめる活動に力を入れています。
trocco®は開発者が業務をしている中で感じた課題をベースに生まれたプロダクトであるため、常に課題ファーストで改善を行っています。加えて、普段trocco®をご利用いただいているお客様は、データにまつわるあらゆる課題と絶えず向き合っています。そんな2つのハブとなれるのが我々CSです。
CSはお客様とのやりとりの最前線にいるため、常に課題を耳にします。我々はその課題を掘り下げ、問題のコアを理解することで、頂いた課題をフィードバックとしてプロダクトチームに渡すことができます。そして、最終的に集まったフィードバックを基に、trocco®が改善されることで、お客様に価値を返すことができます。
この活動を通じてtrocco®がより素晴らしいものとなり、お客様に喜んでいただけるのが何よりも嬉しいです。
ーなるほど、これからはどういったことに挑戦してみたいですか?
お客様により向き合うため、CSチームの体制強化に力を入れていきたいです。trocco®をご利用いただくお客様が増えている一方で、CSからのご支援が手薄になっては意味がありません。テクニカルサポートから利活用のご提案まで手広くカバーできるよう、メンバーのスキルアップ、ドキュメントの改善、他チームとの迅速な連携などなど、やれることは何でもやっていきたいです。
我々CSチームは、お客様にtrocco®の価値を感じていただくこともそうですが、trocco®利用の先にある「データを用いた課題解決」を達成していただくことが一番大切だと思っています。各メンバーは、お客様のために自分たちが何ができるのか、何をすべきなのかを常に考えながら業務を推進してくれています。チーム一丸となってそれを達成できるよう、私は前線にも後衛にも、とにかく動き回ってチームの価値を最大化していきたいですね。
ー期待しています!
頑張ります(笑)
私を含めエンジニアとしての経験のあるメンバーは、trocco®の機能をソースレベルで深く追うことができますし、ここは他社にはできない当社CSチームの強みですので、この点を上手く活かせばtrocco®とお客様の課題をより深く理解し、柔軟かつ質の高い支援をお届けできると思います。
最終的には”trocco®の強みはCSにある”と言ってもらえるくらいまで全体の質を上げていきたいですね。
ーありがとうございます!ちなみにプライベートはどのように過ごされていますか?
primeNumberに入社し、自分のエンジニアスキルがまだまだ未熟ということを痛感しているので、あいた時間で技術のキャッチアップを行っています。特にデータマネジメント領域は絶えず新しい情報が出てくるので、暇があればインプットをするよう意識しています。
また、本来はライブ鑑賞や外飲み、旅行が好きなので、土日はほとんど家にいないことが多かったのですが、昨今の状況もあり、家で楽しめる趣味を模索しているところでもありますね。
ーそうなのですね。いつか世情が落ち着いてアウトドアの趣味も楽しめるようになるといいですね。個人として大切にしているものの考え方などはありますか?
昔から”組織は人でできている”ということを信条にしています。些細な言葉遣いやコミュニケーションのズレ一つで、人は良くも悪くも変わるもので、メンバーやサービスがいくら優れていても、その人同士をリスペクトできない状態では絶対に組織はワークしないと考えています。自分がどこに属していても、自分の主張はしっかり持つ一方で、メンバーへのリスペクトは絶対に忘れない、そしてそのリスペクトを示し続けることが大切ではないかと思っています。
ーたしかに大事にしたいところですね。長々とインタビュー、ありがとうございました!