
メンバーインタビュー カスタマーサクセスエンジニア 中村祐太
※本記事は2020年7月31日に作成されたblogを一部修正の上、再掲しています
ーまずは、キャリアについて教えて下さい
早稲田大学の政治経済学部を卒業後、独立系SIer企業にSEとして就職しました。そこでは、3DCADのCATIAで有名なDassault Systèmes社が提供するPLMパッケージの導入支援を主に行っていました。直近では、大手電気通信機器メーカーのプロジェクトに参画し、プロジェクトリーダーとして顧客折衝から設計・開発まで行い、大手製造業では珍しい、ハードウェア/ソフトウェア両方の情報を一元管理するプラットフォームの構築を提案・支援していました。
ーこれまではSEとして活動をされていたのですね。
はい、前職ではSEとしていわゆる上流から下流までを担当していました。primeNumberには2020年4月にジョインしたのですが、現在は、主にカスタマーサクセス(以下、CS)領域の活動のほか一部エンジニアワークも行っています。
ー当社のカスタマーサクセス領域は、エンジニアリングとの関わりは不可欠ですよね。
そうですね。CS領域の主な仕事は、お客様のオンボーディング支援やお問い合わせへの対応、社内ナレッジの拡充などです。それと並行して、CSで利用する社内ツールや外部サービスを使用する際に定期的にコードやSQLを書いたりもしています。時にはtrocco®のソースやログを読み込むこともあり、ビジネスとテックの両方をやれているなと感じていますね。
ー当社のカスタマーサクセスエンジニア職は、中村さんの持っているスキルや強みとマッチしていますね。
そう思います。それがprimeNumberへの入社を決めた要素の一つでした。他に、学生時代(中学〜大学まで)から親交のあった中根から強く勧められたことも理由の一つです。ただ、なにより魅力的な自社サービスを提供する企業で働きたいという思いが元々あって、「troccoⓇ」がその考えにマッチしていたことが大きいですね。
ー中根さんとはそんなに昔からのご友人なのですね。ほかのメンバーとも入社前から顔見知りだったようですが。
primeNumberが定期的に行っている飲み会で交流していたこともあり、皆さんと何度かお話しさせてもらっていました。そのため、カルチャーへのフィット感という点では入社前に不安を覚えるようなことはなかったのですが、スキル面ではやや心配していたことはありました。自分がSEとして経験してきたエンジニアスキルや折衝スキルが、primeNumberで発揮できるのか、と。
ー実際入社されて、すぐに活躍されているようでしたので、ご心配は杞憂でしたね。
そうですね(笑)
それから、入社してよかったと感じたのは、エンジニアレベルがとても高く、日々刺激を受けられる環境だということに加えて、メンバー同士のコミュニケーションが想像以上に気軽に取れたことです。お互いにリスペクトを持って、やることをしっかりやるという意識があるからこそのことだと思います。
ー8 Elements が根付いているからこその長所かもしれませんね。
(primeNumberが大切にする考え方である)8 Elements の“プロダクトを信じる”と“良心に問いかける”には、primeNumberの美点が集約されていると感じます。優れたプロダクト・サービスを信じ、良心に問いかけながらお客様に提供できるものであるかを考え、実行できるメンバーが揃っていますし、そのうえで各人がやるべきことや課題を認識しており、会社をより良い方向へ進めていきたいという意識とその方向性が適切に共有されているところは特筆すべきところかな、と。
それから、皆合理的で優秀ではありますが、合理性を非情と捉えていないところも良いですね。
ーそういった信頼の上でメンバー同士の関係性が築かれているのですね。
はい、そのため私にとっては非常に働きやすい環境でして、会社のなかで不必要な体裁を考える必要がないところに好感をもっています。やるべきことをやる/不要なことはやらない、という考えでビジネスをしているな、と。
また、そういった意味での快適さに加えて、オフィス環境も自分は気に入っています。新しいオフィスは綺麗・快適で、ここでの仕事はパフォーマンスが上がるため、リモートワークの選択肢があってもあえて出勤することもよくあります。
ーありがとうございます。そういってもらえるとオフィス移転や環境整備の甲斐もありました。ところで、中村さんは普段はどんなスケジュールで仕事をしているんですか?
大体こんな感じですね。
10:00 出社。前日に整理していた当日のタスクを確認
10:30 お客様とのWeb MTG(troccoⓇのハンズオン)
11:30 WebMTGで出てきた問い合せや今後のアクションを内部で整理し、共有
12:00 pNのメンバーと昼食(中華多め)
13:00 ナレッジ外部公開のための記事作成
15:00 お客様とのWeb MTG(troccoⓇのオンボーディング状況の確認)
16:00 お客様とのWeb MTG(troccoⓇを利用するに当たっての疑問点解決)
17:00 CSチーム内部MTG(タスク進捗確認や今後のアクションの整理)
18:30 今日のタスク振り返りと明日のタスク整理
19:00 退勤
ーなるほど、やはりお客様と接している時間が多いのですね。
そうですね。CSの領域では当然お客様とコミュニケーションを取る機会が非常に多いです。この仕事の難しさとして、課題やリテラシーが異なるお客様に対し、適切な粒度で物事を伝えられるよう気を配らなくてはならない点があると思います。一方で、伝えた内容が相手のニーズにカチっとハマった際にはお客様から非常に喜んでもらえるので、すごく面白く、やりがいを感じます。おそらくtroccoⓇに関わるメンバーの中で一番、“ありがとう”とお客様に直接言ってもらえる領域ではないでしょうか。
ーそれは素晴らしいですね。CSという職務の領域には、当社へジョインされて以降にチャレンジされているかと思いますが、苦労されたことなどはありましたか?
CS領域は未経験だったので、日々のタスクからゴールまで、広い範囲のキャッチアップと理解が早期に必要だったことがなかなか大変でした。入社したタイミングが期末・期初ということもあり、チームメンバーのMTGにひたすら随行させてもらいながら、必要なことを覚えていきましたね。
ー新井さんや百々さんとMTG同行よくされていましたね
そうですね、彼らにはとてもサポートしてもらいましたし、おかげさまで多くの学びや成果が得られたので感謝しています。これからは、自分からも価値を返せるようになっていきたいですね。
ーいまは仕事をされるうえでは、どんなことに力を入れていますか?
一番はtroccoⓇのナレッジの集約化ですね。CSとしてお客様に伴走するためには、まずtroccoⓇのことをいち早く理解し、お客様に説明できる状態にすることが急務だと気付きましたので、社内でも未だ手付かずでしたがやることにしました。
日々のお客様からのお問い合わせやtroccoⓇの基本機能を記事化することで、私自身の理解も深めることができましたし、このナレッジが、チームメンバーの理解の手助けとして利用してもらえるようにもなってきています。ステークホルダーのためになることを進めることで、自然とCSとしてのクオリティも上がっていくのだなと実感しています。
ーなるほど、これからはどういったことに挑戦してみたいですか?
先に述べたtroccoⓇのナレッジを外部公開できるようにしたいですね。現在はお客様が主体的にtroccoⓇの情報を得られる場が少ないので、そうすることで、よりtroccoを利用いただけるようになるのではないかと考えています。加えて、troccoⓇは日々進化するサービスなので、追加された機能等をお客様に効果的にお伝えすることも大事かと思います。
そうすることで、troccoⓇ活用を推進し、お客様のビジネスの成功へ貢献していきたいです。
ー期待しています!
頑張ります(笑)自分自身のキャリア構築としても、まずはCSとしての領域を全うし、ゆくゆくはCSE(カスタマーサクセスエンジニア)として全範囲を網羅できるレベルにまで達したいと考えています。
私を含めエンジニアとしての経験のあるメンバーは、troccoⓇの機能をソースレベルで深く追うことができますし、ここは他社にはできない当社CSチームの強みですので、この点を上手く活かせばtroccoⓇとお客様の課題をより深く理解し、柔軟かつ質の高い支援をお届けできると思います。
最終的には”troccoⓇの強みはCSにある”と言ってもらえるくらいまで質を上げていきたいですね。
ーありがとうございます!ちなみにプライベートはどのように過ごされていますか?
primeNumberに入社し、自分のエンジニアスキルがまだまだ未熟ということを痛感しているので、あいた時間で技術のキャッチアップを行っています。また、半分趣味として、中根から紹介されたAtCoderを利用し、アルゴリズムの学習などもしています。
また、本来はライブ鑑賞や外飲み、旅行が好きなので、土日はほとんど家にいないことが多っかたのですが、昨今の状況もあり、家で楽しめる趣味を模索しているところでもありますね。。
ーそうなのですね。いつか世情が落ち着いてアウトドアの趣味も楽しめるようになるといいですね。個人として大切にしているものの考え方などはありますか?
昔から”組織は人でできている”ということを信条にしています。些細な言葉遣いやコミュニケーションのズレ一つで、人は良くも悪くも変わるもので、メンバーやサービスがいくら優れていても、その人同士をリスペクトできない状態では絶対に組織はワークしないと考えています。自分がどこに属していても、自分の主張はしっかり持つ一方で、メンバーへのリスペクトは絶対に忘れない、そしてそのリスペクトを示し続けることが大切ではないか、と。
ーたしかに大事にしたいところですね。長々とインタビュー、ありがとうございました!
当社CSの特徴に加えて、中村さんの学習意欲の高さほか真面目で誠実なお人柄も感じられるお話しでした。
次回は、エンジニアの伊藤さんのインタビューを予定しています。 お楽しみに!