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データサイエンスを基盤に新たな価値の創造を目指す、お茶の水女子大学 共創工学部で特別講義を実施しました

こんにちは、primeNumberです。

primeNumberは「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」というビジョンを掲げ、日頃からデータ活用の裾野を広げる活動にも取り組んでいます。大学との共同研究や、講義の提供はその一環です。

今回はお茶の水女子大学の共創工学部で特別講義を行ってきました。

講義の様子

共創工学部は、2024年4月に新設されたばかりの新しい学部。「SDGsや多様性を包摂する社会を実現するには、女性の参画は不可欠」という考えのもと、データサイエンスを基盤として学んだ学生がさまざまな垣根を越え、多様な人々を巻き込み、新たな意味や価値を創造していくことを目的として設立されました。

共創工学部|お茶の水女子大学
https://www.te.ocha.ac.jp/special/

今回の講義は、お茶の水女子大学がデータサイエンスの新学部を設立するというニュースを目にしたprimeNumberが、お茶の水女子大学と取り組みができないかと相談したことでうまれたもの。副学長の太田裕治さんと面談の機会をいただき、具体的に講義の内容を相談した上で、共創工学部の特別講義として取り組みがスタートしました。

身の回りにあるデータを踏まえてデータ活用の価値を理解

特別講義は、データが社会でどのように役立つかをテーマに実施。前半は身の回りにあるデータの理解や、データ活用の価値やそのための課題を講義形式で伝えるインプットの時間とし、後半は実際にデータ活用を通じたビジネス成果を学生自ら考えるワークショップ形式でのアウトプットの場としました。

前半の講師を務めたのは、primeNumber 執行役員 マーケティング本部 VPの濱本さん。

講師を務めた濱本さん

アナログがデジタル化したことで新たな価値を生み出した事例として、学生にもなじみの深いポケモンカードやVTuber、電子書籍などを事例に挙げながらデータの価値を伝えるとともに、企業におけるデータ活用を実現するためのprimeNumberの取り組みを紹介しました。

DXの3ステップ
データ分析や生成AIなどデータの活用
primeNumberで実現できるデータ基盤

後半は、身の回りにあるデータを「組み合わせて価値を生み出す」ことをテーマとしたワークショップを開催。お題に対してまずは個人で取り組み、その後個人のアイディアを持ち寄ってグループワークを実施、グループごとに考えたアイディアを発表してもらいました。

ワークショップのお題

30分程度のグループワークの中でメンバーの意見を取りまとめながら最終的なアイディアに落とし込み、発表用の資料も作成するという非常に大変なワークショップではあったものの、発表してくれた4グループともに、短時間で作ったとは思えないほどクオリティの高いアイディアとプレゼンテーションを披露。データ活用を取り扱う我々としても非常に学びの多い発表でした。

広大な土地を一括管理、天候と食料価格のデータを活用して世界中の食糧不足を対策する「Food Stocks」
家にいながら旅行を楽しめるオーバーツーリズム対策「Ravelin」
脳波を活用してフードロスを減らす「Kuitee」
同じく脳波を活用して言語を翻訳する「HeartLingua」

イベント終了にご協力いただいたアンケートでは講義の理解度や満足度が90%近くと非常に高く、「データについて具体的な例を見ながら学ぶことができる良い機会でした」「データを使ってマーケティングしてみたいです!」「実際のビジネスでのデータ活用の方法が学べて、とても有意義な授業でした」など、非常に前向きなフィードバックをいただきました。

また、今回の講義に参加した学生さんの中には、以前にprimeNumberが早稲田塾、技術評論社と共同で実施した中高生向けのスーパーデータサイエンスプログラムに参加したという学生さんも。「この時のプログラムでデータサイエンスに興味を持ち、お茶の水女子大学に入学した」という嬉しいお言葉もいただきました。

今回の特別講義をはじめとして、primeNumberでは今後もデータエンジニアリングを始めとするデータ活用の知見や意義を伝えていきます。ご興味のある学校の方はぜひご連絡ください。