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CEOに聞いてみた「8 Elementsの根底にある想いとは」

こんにちは!primeNumberです。このブログにも度々登場している「8 Elements」。その名の通り8つの要素からなる私たちのバリューで、それぞれが持つ意味については、過去の記事でも紹介をしてきました。

 今回の記事では、そもそも8 Elementsはなぜ生まれたのか、そしてその根底にはどんな想いがあるのかについて、CEOの田邊雄樹の言葉を交えながらご紹介したいと思います。


8 Elementsが生まれた背景とは

8 Elementsは、primeNumberの基盤となる価値観を表したものです。自分たちが「こうありたい」と思う願いであり、素数のように個性的なメンバーがチームで大きな事を成し遂げるために、私たちが大切にしている考え方です。

その8 Elementsが作られたのは2019年。当時はまだ10人に満たない会社でしたが、前年には初の自社プロダクトとなる「trocco®」をリリースするなど、業績は順調に伸びていた時期でした。しかし、会社としての明確なビジョンや目標を定めていなかったため、田邊の言葉を借りれば「仕事はどんどん来るけど、俺たちこの先どこに向かうんだっけ?という状態」で、メンバーそれぞれが漠然とした不安や疑問を抱えていた時期でもありました。
 
優秀な仲間を増やし、会社として成長していくためには、自分たちの進むべき道を明確にしないといけない。そこで、当時のメンバー全員で「primeNumberは何を成し遂げるのか」「どんな組織でありたいか」という2つの問いを約10ヶ月かけて繰り返し議論し、最終的に「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える。」というビジョンと、「8 Elements」が生まれたのです。

根底にあるのは「エンジニアリングファースト」という想い

8 Elementsの根底には、ある一つの強い想いがあります。それは「primeNumberは、エンジニアリングファーストでありたい」ということ。“エンジニア”ファーストではなく、“エンジニアリング”ファースト。一体どういうことなのか、田邊はこう説明します。

「エンジニアリングファーストというのは、自ら価値を生み出す人が正当に評価されるということです。primeNumberはそういう組織でありたいし、それが我々の根源的な価値観であり、私が設立当初から一貫して強く想っていることでもあります。
 
この想いは、私がこれまでのキャリアで感じてきた問題意識に対する答えでもあります。エンジニアやIT部門がプロフィットセンター化していくグローバルの潮流に、当然そうである、そうありたいと願い、自らの組織でイチ早くそれを実現したいという想いがprimeNumberの創業にもつながっています。これは私の経営思想とも言えるもので、それを枠組みとして支えているのが8 Elementsなのです」。

primeNumber CEO 田邊 雄樹

primeNumberが、組織の価値観を大切にしている理由

とはいえ、じつは8 Elementsが出来てからしばらくの間は、社内でもほとんど運用されていませんでした。しかし、急速に人員が拡大していく中で、メンバー間のコミュニケーション上の課題を理性的に解決していくために、改めて8 Elementsの存在意義を見つめ直し、社内浸透が図られるようになりました。今では、採用や人事評価における尺度として、あるいはプロダクトやサービス開発における行動指針として、さらにはオフィス移転など経営の意思決定における物差しとして、primeNumberの事業活動や組織運営におけるさまざまな場面で使われています。

ではなぜ、primeNumberはそれほどまでに組織の価値観を大切にしているのか。田邊は「決して社員に強いるものではない」と前置きしながら、その理由をこう語ります。

「それは、primeNumberがITの会社だからです。僕らは、資源や権利を売るようなビジネスをしているわけではないので、価値を創り出せるのは"人だけ"なんです。だからこそ価値観が揺らぐと、すべてが揺らいでしまう。我々には『Coprime』というバリューがあるくらい個の強い集団ですから、組織としての価値観をベースに、自分たちがありたい姿やクオリティを担保しなければ、いろんなことが揺らいでしまうんです」。

8 Elementsは、ただ単に組織のガバナンスを効かせるためにあるのではなく、もっと根源的なところで会社のあり方を守るためにある価値観です。その意味でprimeNumberは、"バリュードリブン"な会社であると言えます。そして田邊は、こう続けます。
 
「エンジニアリングファーストの考えに基づいたバリューや文化の根付いた組織(=8 Elementsな組織)があることがprimeNumberの強みです。この文化、このクオリティのまま組織を最大化していくことが私の一番の優先事項であり、それが実現できれば、私たちがITの会社である限り、おそらくどんな事業をやってもうまくいくと思っています」。

 いかがでしたか?やや抽象的な話ではありましたが、私たちの価値観についてご理解いただけましたでしょうか。もし一つでも8 Elementsに共感したり、興味を持った方は、ぜひprimeNumberの採用サイトを見てみてください。新しい出会いをお待ちしています!
 
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