雑念でストレスを追い払え!書く・食べるマインドフルネスをやってみた
こんにちは、primeNumberの村島です。
primeNumberでは自主イベントとして定期的に「マインドフルネス体験会」を開催しています。その名の通りマインドフルネスを体験する初心者向けのイベントで、MBCC(Mindfulness Based Coach Camp)基礎コース(現"マインドフルコーチング®基礎エッセンシャルズ")9期生というSRE(Site Reliability Engineer)の高塚さんが希望者を募って開催しています。
(過去の回についてはこちらをご参照ください)
筆者も参加しているのですが、参加しはじめた頃からずっと気になっていた回が。
ジャーナリング……イーティング……?マインドフルネスといえば、座ってリラックスして目を瞑り雑念を追い出す、というイメージですが、何かを書いたり食べたりすることもあるんですね。いったいどんな感じになるんでしょう。
特にマインドフル・イーティングについては、何かを食べたら「おいしい!もっと食べたい!!」という煩悩が溢れがちな筆者としては、中身が非常に気になる所です。お寿司とか食べさせて貰えるのかな(願望)。
ということで、ジャーナリングとマインドフル・イーティング、実際にやってみました!
考えすぎずに手を動かそう! ジャーナリング
ジャーナリングは、書くマインドフルネスです。制限時間を設定し、与えられたテーマについて頭に浮かんだことを何でもいいから書いていきます。
今回のテーマは「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしつづけたいこと」でした。
大事なのは「脚色せずに、事実や気持ちをあるがままに書く」ことです。私も最初は「大好きな友達を大切にしたい」「人に誠実でありつづける」「趣味は大切にしたい。バスケットボール観戦が好きで、選手の成長を見るのが楽しい」みたいな真面目なことを書いていたのですが、途中から「朝ごはん食べたりなくてお腹すいた」「もうこれ以上何も思いつかないよ~」なんてことも書いてました。
テーマには全然集中しきれていないのですが、「頭で考えずに、手を動かす」を意識してとにかく書き続けます。広報という職業柄なにかを書く機会は多いのですが、紙とペンを使って書くのは久しぶりで字がガタガタします。でも気にしない気にしない。
書き終わったら内容を読み返し、隣の人と感想等を話し合います。内容を見せる必要はないので、口頭で「人に関連したものが多かった」と伝えたところ、他の方は「人のことは全く出てこなかった」とおっしゃっていて興味深かったです。当たり前なのですが、人によって大切にしていることは全く違いますね。また、書いている内容自体は雑念もたくさん含まれましたが、ストレスや仕事に関連することからは自然と離れることができました。手を動かすことに集中することがポイントになりそうです。
さて、私が今回書いたものは恥ずかしかったので既に闇に葬ってしまいました(笑)が、手帳に書き残していく「マインドフルネスダイアリー」というものもあります。ただ、現在は廃盤に。
廃盤は残念ですが、たとえば手帳などに書き記しておくことで、以前の自身を振り返り、気持ちの変化にも気づくこともできますね。「ずっと大切にしてきたこと」というテーマでも、気持ちのコンディション次第でまったく違った内容になりそうです。かつて大切にしていたことを今は大切にしていないとしたら、もしかしたら心のストレスサインかもしれませんし、新しい気づきを得て成長した証かもしれません。日記感覚で、素直に書き綴ってみるのが良さそうです。
以上がジャーナリングでした!
食べ物観察から始まるマインドフル・イーティング
次はお待ちかねのマインドフル・イーティングです!
お寿司が食べたいのですが、果たして……!?
レーズンでした!!
レーズンも幼少期のメインおやつだったくらい大好きです。さっそく喜んで食べようとすると、髙塚さんから「まずは見た目を観察してみましょう」との声かけが。
レーズンをよく眺めてみると、ただ濃い紫の色をしているわけではなく、しわの隙間に白い粒がついたりもしていることが分かります。種の残りか何かでしょうか。また、見た目ということなので、断面も気になって2つに割って眺めたりもしてみました。見た目の次は、匂いや感触にも気を配ってみます。匂いはあんまりしないような気がしました。感触はしわしわしていて、実の柔らかさや乾燥物ならではの固さも感じます。
ここまで確認してから、初めてレーズンを口に入れます。これまでレーズンはひと口で2~3粒ぐらいをじゃらじゃら食べるというやり方をしていたので、これほど一つに時間をかけるのは初めてです。皮はサクッとした触感で、2つ目も食べてみると、さっきのレーズンより酸っぱいことに気が付きました。同じ袋の中でも味が違うのはフルーツならではかもしれません。
また、髙塚さんから「食べものを取り入れた時の自分の体や内側の感覚にも意識を向けてみてください」とアドバイスが。筆者はこれが一番難しかったです。食感を確かめるために細かくかみ砕いてしまったレーズンの存在感がなさ過ぎて、体の中のどこにいるのか色んな所に意識を向けて探してみたのですが……いない……さすがに胃の中に到達するのはもう少しかかりそうだからまだ食道かな、とりあえずお腹が空いてよだれがめっちゃ出るな、とか考えているうちに、マインドフル・イーティングが終了。
振り返ると、こんなにひとりで頭の中で色々ぶつくさ考えてて、書き出すと雑念や煩悩だらけな気もします。でもレーズン自体や食べることに色んな角度から集中することで、日常の出来事やストレスから離れることができました。
また、日頃の活動に取り入れるなら、朝1杯のコーヒーをゆったりと味わう、ひとりで食べる時に実践する、最初だけやってみる等、色んなやり方を紹介してもらいました。私も最初のひと口だけでもマインドフル・イーティングをしてみたいなと思います。
以上、ジャーナリングとマインドフル・イーティングをやってみました。紹介してくださった高塚さん、ありがとうございました!